「読みやすさレベル」はその言葉どおり本の読みやすさを示す数字ですが、特に
「TADOKUでのその本の読みやすさ」を示します。
レベルは 0.0 ~9.9 までありますが、誰がどうやって決めるのでしょうか?
実は、明確な目安はありません。
この読みやすさレベルは約20年前からTADOKU(「SSS多読」)にハマって本を読み進めた人たちが自分の感覚で決めたもので、特に「SSS多読掲示板」に読んだ本の紹介(書評)を投稿するときに本の難易度の目安として「読みやすさレベル(YL)」を記載しています。
後から書評を投稿する人は、すでに書評が投稿されている別の本の読みやすさレベルを参考にするので、新たに投稿される本の読みやすさレベルは投稿者が相対的に決めることになります。また、同じ本の書評が違う読みやすさレベルで投稿されることもありましたが、厳密なものではないのでそれもありという感じでした。ただ、長い時間の間におそらく数万冊分の書評が蓄積されているので、ある程度正しい目安になっています。
ここで僕の感覚でだいたいの目安と例を示すと、次のようになります(読みやすさレベルは「YL」と略します)。
YL0:中学2年レベルまでの単語で書かれた、総語数0~1000ワード程度までの本
または語彙レベル100~200語レベル
(例)
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(YL0.3、約100ワード) |
YL1:中学3年レベルの単語で書かれた、総語数2000ワード程度までのもの
または語彙レベルで200~300語レベル
(例)
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(New York Cafe (Oxford Bookworms Library) |
YL2:高校1年レベルの単語ですが総語数は多いものだと6000ワードぐらいまで
語彙レベルでは500~600語レベル
(例)
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(The Elephant Man (Oxford Bookworms Library. True Stories. Stage 1) |
YL3以上は省略しますが、YLが上がっていくと語彙数も増えますが、文章が長くなり、YL2辺りまではあまり使われなかったイディオムやPhrasal Verbなどが使用されるなど複雑になります。本のボリュームはYL3やYL4でも5000~10000ワード辺りが中心ですが小学生向けのシリーズ本などが読めるようになり、より楽しんで読書できるようになります。
ちなみに、Harry Potter の第1巻は約77,000ワードでYL8~9(平均8.6)です。
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