2017年9月18日月曜日

「TADOKU」ってなに? (1)

いきなりORTの話題から始めちゃって「TADOKU」についてあまり触れてないので簡単に紹介しておきます。

「TADOKU」は「SSS多読」とも言い、2002年ごろに酒井邦秀先生が電気通信大学の英語授業での試行錯誤で見出した手法を予備校の科学教育グループSEGの古川昭夫氏の賛同と協力を得て始めた英語習得のための試みです。

その手法は今までの英語学習法とまったく違ったアプローチであり、英語を教える側の人達はほとんどの人が同意しかねる内容でした。

その手法は単純で、「超やさしい本からとにかくたくさん本を読む」、それだけでした。
ただ、次の「英語で読書を楽しむ3原則」という3つの約束がありました。

  1. 辞書は引かない
  2. 分からないところはとばす
  3. つまらなければ止める
(3の「止める」はその本を読むのを止めるという意味です)
これは、強制ではありませんが守らないとこの学習法はうまくいきません。

この3原則は、学校の英語の先生から見ればとんでもないことですし、学生時代に英語を一生懸命勉強してきた人にとっては守ることは苦痛なはずです。逆に、学生時代は英語が苦手で辞書を引くのも面倒だった人にとってはやりやすい学習法です。

実際、学校で英語を一生懸命勉強してもペーパーバックをすらすら読めるようにはなかなかなりません。また、大人になって英語の通信講座を受講したり英会話学校に行ってもなかなか続かないのが事実でしょう。実際、自分もそうでした。

この「TADOKU」学習法は4人中1人ぐらいの割合で、英語での読書が趣味になり約1年後に合計の読書量が100万ワードを超え、Harry Potter の1巻目を理解度が7、8割でも辞書なしで楽しんで読めるようになっています。

「簡単に紹介」と書いたのに長くなってしまいました。
続きは今度。

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気のある記事